** 初心者さんの楽器選び ** 「これからバイオリンを始める!」「ビオラを弾いてみたい」「チェロを習おう!」という 初心者の方が初めに購入を検討なさるのは、ほとんどが楽器一式セットですね。 事実、これらのセットは初心者さんも最適です!あれこれ迷う必要がなく、手が届きやすい 価格帯の中で、楽器本体(バイオリンorビオラorチェロ)、弓、松脂、ケース、肩当てなどが お買い得な価格でセットになっているので安心です。もちろん、子ども用サイズ(分数サイズ)も 取り扱っています。 2万円~バイオリンセット 5万円~バイオリンセット 9万円~高級バイオリンセット 5万円~ビオラセット 12万円~チェロセット また、当方でいう「初心者に最適」という言葉は【価格的】に初心者さんにお勧め、という意味です。 まだ続けられるかどうか定かではなく、楽器に関する知識や好みもわからないから、大金を払う 段階でもないし・・・・という初心者さんに手が出しやすい価格帯です、というわけです(^^)/ ★基礎知識★ 弦楽器は、ピアノなどの「誰が叩いても同じ音」がする楽器とは違って、弾き手の技術で 音を作る楽器なので、弾く人によって出る音がまったく異なります。つまりどんなに素晴らしい、 何千万円するストラディバリであれ、初心者さんが弾けば、キーキースコスコガサガサ・・・と その力量を引き出すことは出来ません。プロであっても、演奏者によって、弓、松脂、気温、 湿度によって…様々に音色が変化する、とても繊細な楽器です。 ですので、最初の一台はあまり細かいことにこだわっても、ほとんど無意味です。粗悪な楽器は 論外ですが、きちんとした作りの弦楽器でしっかり基礎を学び、ある程度技術が上達して 楽器を鳴らせるようになり、楽器の操作性や音に対する自分の好みや傾向がクリアに なってきた時点で、次の段階の楽器を吟味していくのが賢明なステップかと存じます。 そういった意味でも、クライスラーミュージックは廉価でしっかりした作りの弦楽器を取り揃え、 事前にプロ奏者による試奏・検品を経た個体のみお譲りしておりますから、最初の一台目としては どちらをお選びになられても、十分満足にご愛用頂けます。 最適な状態まで松脂を弓に馴染ませ、『届いたらケースのふたを開けて弾くだけ!』のところまで 整えてお送りするのがクライスラーの自慢です。 ★バイオリン教師の経験談★ バイオリン教師を始めた当初(かれこれ15年前)は、少しでも生徒さんの経済的負担を軽くして あげたい気持ちから、初心のうちは、出来るだけ安価な楽器、弓(しっかりした作りのもの)を 使うよう勧めていました。 しかし、ある時、まったく初めてバイオリンを習うことになった大人の生徒さんが、どうしても 最高(ご自分の予算が許す限りで)の楽器と弓で始める!と頑なに主張するので、しかたなくOKを出し、 その生徒さんは、28万円相当のバイオリンと7万円台の弓でレッスンを開始しました。 内心、疑問を感じましたが、その人のレッスンを継続して観察する中で、少し考えが変わりました。 初心者さんの技量うんぬん、というよりもむしろ、初心者さんこそ、出来るだけ「良い楽器」を 使う方が好ましい、ということがその経験を通して分かったのです。 コストパフォーマンスの点では抜群の低価格帯の楽器であっても、高位ランクのバイオリンと比べると、 どうしても発音が今一つだったり、力量が弱かったりするため、それをどうにか改善しようと、演奏時に、 無理に力を入れたり、また、楽器や弓自体がもつ劣性を、なんとかカバーしようと妙な癖がついたりすることが ありがちです。なので予算が許す範囲内で、楽器、弓、松脂などは、出来るだけ良いものを 使用して学習する、というのが得策かと思います。 ですが、技能レベルが上がるにつれて、より高度なテクニックに対応出来る楽器が欲しくなるものですから、 初めの一台は「一生もの」と考えず、3年後、5年後に、楽器や弓もレベルアップしていくのが賢明だと思います。 ★楽器セット以外に必要なもの★ 楽器セットには、基本的なものは揃っていますが、他に必要なものは、譜面台です。 正しい姿勢で演奏するためにも、楽譜を必要な位置に、しっかり開いた状態で設置出 来るものを用意します。そのほか、調弦用のチューナーなど… 小物>お助けグッズ(チューナー、譜面台など) 他にもお手入れに必要なポリッシュなどのケア用品、ご自宅で練習する際のミュート、 初級用教本なども状況に応じて必要になるアイテムですね! 小物>ポリッシュ・ケア用品 小物>ミュート(弱音器) 楽譜・教本>教本 教本は、習う先生によってメソッドが異なりますので先生の指示を待ちましょう。 独学でバイオリンを学んでみよう、と思われる方には、まず初めの一冊として 「I can read music」がお勧めです! |